40代で転職を決意する理由は、実に様々なものがあります。
しかしこの歳で転職を決意するのは勇気がいること。なのでどれも決して軽い転職理由じゃないのが、40代の転職理由の大きな特徴だと思います。
そんな本気の転職の決意は、ちょっとやそっとでは揺らぐものではないのですが、それでもその決意が揺らぐ瞬間があります。
家族に止められた時…
転職先がなかなか見つからない時…
その瞬間はいくつかあれど、社内で起こり得るのはほぼ一つのパターンに集約されるでしょう。
それが同僚から転職を止められた時です。
スポンサーリンク
同僚から転職を止められ踏みとどまる人は多い
会社(社長や上司)から転職を止められても、元々その会社自体に転職を決意した理由があるわけです。
一時的に転職を見送ることはあっても、また沸沸(ふつふつ)と転職へと気持ちが向いていくのは避けようがありません。
しかしこちらの事情を理解してくれる同僚からの言葉は違います。
こちらの内情や転職理由を知った上で、会社に残った方が得策だと言ってくれる同僚の言葉には、やはりこちらも耳を傾けてしまいます。
それにこの同僚とならやっていけそうだと思うと、仲間意識か集団心理からか、この会社で頑張ろうと思い直すこともあるでしょう。
実際同僚に止められ転職を踏みとどまったという方も、決して少なくないんじゃないでしょうか。
同僚の言う通り転職を踏みとどまるべきか
その時同僚の言う通り転職を踏みとどまるべきかは、やはり難しいところです。
あまり深く考えず、一時の感情に任せて転職を決意したのであれば、冷静な判断ができる第三者の意見を聞き入れることはとても大切です。
勢いに任せて会社を辞めてしまうよりも、会社に残るという選択肢も一度考える必要はあると思います。
しかし将来のことや自分のキャリアを深く考えた末に転職を決意したのなら…
同僚の言うことには耳を傾けつつも、自分のキャリアを優先した方が得策かもしれません。
同僚は何故転職を止めようとするのか
ちなみに僕も転職を決意した時、同僚からかなり止められました。
それによってかなり心は揺らぎましたが、そもそも何故同僚が転職を止めようとするのかを考えた時、僕は自分のキャリアを優先する道を選びました。
同僚が転職を止めようとする理由には、単純な善意も大きいでしょう。
しかし日本は出る杭は打たれる横並びの文化であることを忘れてはいけません。
自分を置いてキャリアステップを踏もうとする同僚がいると、「自分と同じでいてほしい」という心理が働き、自分の為に転職を止めようとしてくることが考えられます。
もちろんこれが全てではないと思いますし、確かな善意の気持ちも存在しているので、同僚の意見を無碍にしてはいけないでしょう。
ただ同僚が転職を止めてきた時は、その理由の全てが善意ではないかもしれないことを、しっかりと頭に入れておいた方がいいと思います。
同僚も大切ですが、共倒れになっては意味ないですし、自分や家族の人生を充実させることが何より先決です。
同僚から転職を止められても、決意は変えない方がいい
40代で転職を決意したのなら、基本的にその意思を曲げてはいけません。
仮に一時的な感情で転職を決意してしまったのなら、同僚の意見が自分の人生を救うことはあるでしょう。
しかし深く考えて転職を決意したのであれば、同僚の「転職しない方がいい」「一緒に頑張ろう」という意見に耳を傾けることで、あなたのキャリア(引いてはあなたの人生)を悪い方向へと変えてしまい兼ねません。
同僚から転職を止められても、仲間意識に引っ張られ転職をやめてしまうことは、決してあってはならないのです。
今の会社に未来がないのであれば、寧ろ同僚も転職へ引っ張ってあげるくらいの姿勢で、転職活動に望むことが大切ですよ。