会社には性格の良い、俗に「いい人」と呼ばれる人もいれば、すぐ人のせいにしたり悪口を言ったりする、いわゆる「悪い人」もいますよね。
そしてそのいい人たちほど、会社では冷遇されている印象を受ける事も、決して少なくないのではないでしょうか?
もちろん中にはいい人で出世している方もいるわけですが、両者の間には一体どんな違いがあるのか気になるところです。
個人的にはいい人ほど報われてほしいと願うばかりですが、やはり「憎まれっ子世に憚(はばか)る」のでしょうかね…。
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いい人が使い捨てにされるのは何故か
ちなみにいい人が使い捨てにされている理由は、一般的には本人の自己主張にあると考えられています。
性格が良くない人ほど自己主張や出世欲が強く、また上から気に入られようとあれこれ画作します。
そんな中で性格がいい人は、そんな人たちと争いになるのを避けたいがために、隅で大人しくしている印象を受けます。
少なくとも僕の前職である某大手企業ではそんな雰囲気でしたので、確かに本人にも落ち度があるといえばそうなりますね…。
一方でこういった風潮が生まれるのには、会社の風土や評価制度にも問題があるように思えます。
僕は性格が悪くても、仕事ができる人は上に上がるべきだと考えています。
しかし性格も仕事の成績もよくない人が、ゴマスリが上手なだけで昇進してしまうのは、正しい評価がされていない証拠でもありますよね。
まあ大きな企業になってしまうほど、なかなか難しい問題でもあると思いますが、必然的にいい人が使い捨てられる環境になるのは何とかしたいとは考えていました。
僕の力不足で結局どうしようもなかったのですが、優秀で性格のいい人がいつまでも昇進できないのは、なんだかやりきれない思いがありましたね…!
ベンチャー企業は「いい人」が昇進する
しかしそれとは真逆に、ベンチャー企業ではいい人ほど昇進すると、今の職場にきて思いました。
もちろん「ただのいい人」というわけではなく、仕事ができる上での話にはなってきますが、やはり根本の心が綺麗な人ほど、周りからの信頼が厚くいい仕事をします。
脳科学者の苫米地英人さんの本にも、「成功するやつはみんないいやつ」みたいな事が書かれていたのを見ましたが、やはりそういう事なんだと思います。
なのでもし自分がいい人間であると思いながらも、なかなか出世できないという場合は、もしかしたらあなたの活躍の場はベンチャー企業にあるのかもしれません。
ちなみにメガベンチャーと言われるリクルートやサイバーエージェントも、やはり「いい人」しか採用しないそうですよ。
「いい人」はゴマスリを覚えるよりも、ベンチャーに転職しよう
大企業の中でいい人が出世するためには、やはりゴマスリを覚えるのは必須項目になってくると思います。
人間関係が全ての世界ですから、少なからず戦略的に他の人を出し抜く必要が出てくるわけですね。
しかしそういうやり方を学ぶよりも、僕はベンチャー企業で活躍した方がよっぽどいいと、今になっては自信を持って言えます。
ただのいい人では意味がないですが、仕事が出来るいい人であれば、むしろ大企業やお堅い会社にい続けるのはもったいないと思う次第です。