47歳にして転職を決意した時、常に経済的な不安を抱いていたのを覚えています。
このまま会社に残っていても未来はない…しかし一応大企業に勤めていたため、転職をすることで今より条件のいい会社を見つめることは難しいのではないか?という不安は転職期間中ずっと付き纏いました。
こういった経済的不安は、40代で転職を決意した方には必ず付いてくるものかもしれませんね。
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40代の転職に伴う経済的不安について
40代の転職に伴う経済的不安は、人によって幾つかのパターンに分かれると思います。
僕の場合は家庭を守れないかもしれないという不安が一番でしたが、人によっては違ったものになることでしょう。
しかしそれらの経済的不安は、単に収入面が保証されれば解決するものですよね。
(あくまでも経済的不安に関しては、ですが…)
なので要は今と同じか、それより高い収入を得られれば解決しますし、そうでなければ経済的不安がどうしても付きまとってしまうわけです。
ただ40代で転職活動をした感想としては、今の給料を保つことすら実際難しいと感じましたし、下がることも視野に入れなければいけない場合も大いにあり得ると思います。
こういう事情もあり、経済的不安を拭えないまま転職活動を続けている方が多いのでしょうね。
経済的不安とは漠然としたもの
ちなみに自分が経済的不安を抱えていた際、そのことについて妻と相談をしました。
そして話し合いの中でわかったことは、自分の経済的不安がかなり漠然としたものだということでした。
要は一体これからいくらのお金がかかり、いくらの収入があればいいのか、ということがわかっていないまま、単に収入が下がることに対し怯えていたのですね…。
もちろん誰しも目先の収入は下げたくないでしょうが、転職によって今の環境よりも生涯賃金が増えると見込めるのであれば、一時の恐怖に負けて尻込みしてしまうのはもったいないわけです。
なので一時的に収入が下がることによって家計がどうなるのか、まずはしっかり洗い出してみることが大切だと考えます。
具体化によって経済的不安はなくなる
僕の場合はまずノートに、今の貯金とこれからかかるお金をできるだけ具体的に書き出してみました。
そして老後にかかるお金も書き出してみて、それに対しいくらの収入があれば大丈夫かを計算してみたのです。
すると子供が大学を出るまでのお金であれば、例え全員私立大学を出ても年収400万あれば足りることがわかりました。
今の時代だと決して安くはない金額ではありますが、これまでの自分のキャリアも助けてくれて、その金額であれば恐らく叶いそうでした。
それにより転職活動に対する気持ちも楽になり、目先の収入よりも会社の将来性を見て転職先を探すことができました。
沈みゆく会社も多い中で、会社の将来性を考えて転職できることは、大きなアドバンテージだと感じています。
また今後必要な金額を洗い出しているうちに、今のお金の使い方に無駄があることもわかりました。
それらと考えるともう少し少ない収入でも足りることがわかり、更に目先の収入に関しての拘りはなくなっていったのです。
意外な収穫もあるので、転職で経済的な不安がある方は、まずは今の状況を具体化することをお勧めします!
40代転職の経済的な不安は、具体化によって払拭が可能
40代の転職活動で経済的な不安を抱えている方は、まず今の状況を具体化して、自分にはいくらの収入があれば足りるのかを洗い出してみてください。
具体的な数字が明らかになれば、求人を選ぶ際にも余裕ができ、目先の収入ではなく会社の将来性も鑑みた転職活動ができるようになるでしょう。
また生活費を削減するという選択も生まれてくると思いますので、目先の年収だけに拘らず、将来的に豊かになれる転職先を是非探してくださいね!