最近「ミレニアルズ」世代という言葉を聞くようになりましたね。
ミレニアルズとは1980年以降に生まれ、子供の時からパソコンや携帯、スマホなどに触れてきた若者を指す言葉。
このミレニアルズ世代の若者が入社してきた会社は、この世代の非常識さに呆れているような風潮があります。
しかしよくよく考えれば、僕らの世代も子供の頃は「新人類」と馬鹿にされてきましたし、このような風潮はどの時代でも同じようですね(笑)
このミレニアルズ世代の方達にも、40代くらいになったら若者を馬鹿にするような方が、同じように出てくるのでしょうね。
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ミレニアルズ世代と新人類の違い
ちなみにミレニアルズ世代と新人類には、いくつかの違いがあるようです。
例えば会議の時にメモを取らず、スライドやホワイトボードの記述を写メで撮るなどといった行為は、まさにミレニアルズ世代特有のものだと思います。
個人的には別にいいと思っていますが、周りのオジサンたちでそういうのが許せない人がいるのを察する力は、社会人生活では必要ですよね。
ゴマスリではないですが、メモを取るなどといった姿勢を見せるというのは、少なくとも新人が会議に望む姿勢として求められることも多いでしょう。
それから「以前よりもプライベードを大切にするようになった」というのも、この世代の特徴とも言われています。
ただこれは個人的には時代背景が強いと思っていて、今は40代やそれ以上の方でもプライベートを大事にし定時帰りをする人も増えているそうです。
出世して偉くなった方ならともかく、そうでない方でも全く同じようですので、プライベード云々というのは、ミレニアルズ世代の特徴とは言えないと個人的に思っています。
ミレニアルズ世代と新人類の差はほとんどない
ちなみにミレニアルズ世代と新人類の違いは、上に書いたもの以外はほとんどなさそうです。
それ以外の「我慢を知らない」「常識がない」「叱られるのが苦手」みたいなものは、昔の人たちも若い頃は言われ続けていたようですし、これからも言われ続けるものなのでしょうね…!
もちろん新人類と呼ばれた僕らの世代も、思い返してみれば同じようなことを言われているはずで、ただ時が経つに連れて忘れてしまっているとも感じます。
今若い人たちを見て「ミレニアルズ世代は本当常識がない。俺たちの若い頃は…!」という大人は、自分を棚に上げて言っているというよりも、昔同じように言われていたことを忘れてしまっているのかもしれませんね(笑)
若い人を馬鹿にするのは、自分に自信がない証拠?
これは確証が持てる話ではないですが、自分に自信のないオジサンたちほど、若い人たちを馬鹿にする傾向はあるなと思っています。
僕の個人的な体感なので、本当はどうなのかはわかりませんが、少なくともある程度成功していて幸せな人生を送っているような方は、「今の若い人はすごいなぁ」と若い人を認める発言をするんですよね。
僕もその方がかっこいいと思いますし、若い人を馬鹿にして自分を上に見せるような行為は、逆にとてもかっこ悪いと感じています。
それに純粋に褒められるのは、「世代」ではなく「人」で見ている証拠でもあります。
若い人たちでもすごい人はたくさんいますし、その逆も然りです。
若い人を褒められるというのは、人の内面をしっかり見ている人なんじゃないかと思うわけです。
実際に世代関係なくすごい人はすごいですし、逆に歳を取っていても尊敬できない方はいますからね。
若い人、ミレニアルズ世代を馬鹿にする人たちは、どちらかというと後者に多いと言えますね。
ミレニアルズ世代も新人類も違いはない
ミレニアルズ世代はかなり特殊だという扱いをメディアではしていますが、僕は本質的には何も変わっていないと思います。
スマホがどうとかという表面的な要因ばかりが挙げられていますが、言われていることの本質は過去にオジサンたちが言われ続けてきたことと、ほとんど同じだと感じます。
逆にミレニアルズ世代を馬鹿にしている元新人類たちこそ、社会人として未熟な層なんじゃないかと思ってしまうのは僕だけでしょうか。
世代関係なく、その人の良さを見れるような人が増えると、日本の社会はもっとよくなるんじゃないでしょうかね!