最近のニュースを見ていると、若手の社員が優遇されている風潮が見受けられます。
人手不足の状況なので、企業が若い人たちの確保に必死になるのもわかりますし、給料などの条件がよくなるのも頷けますね。
ただその裏で、シニア層の社員が冷遇され始めたのも、同時に感じています。
不景気な世の中なので、若い人の条件をよくした分だけ、シニア層にしわ寄せがいっているのでしょうね。
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40代以降の給料は年々下がっていく
具体的な数字は覚えていないのですが、今後40代以降の社員の給料は年々下がっていくという話もあります。
人口が減って経済情勢が悪化すること以外にも、60代が多いことによる昇進の難しさ、年功序列の崩壊も背景にあるようです。
あとは冒頭に書いた通り、企業は若者の採用に力を入れているので、若者の雇用条件がよくなった分のしわ寄せが、上の年代にきてしまうとのこと。
下手をすれば給料が下がってしまうこともあるようで、なかなか厳しい時代になったことを肌で感じています。
40代で給料が上がりにくく、昇進も難しいとなると、やる気をなくしてしまう方も多いかもしれませんね。
冷遇されても辞めないシニア層が多い
ただし冷遇される裏には、シニア層が退職しないという前提もあるように思えます。
僕は47歳で転職しましたが、一般的にこの歳で転職しようと思う人は少数派です。
家庭を持っていて、子供が育ち盛りの人も多いですし、給料が下がる可能性が大きい転職には、なかなか乗り出せないんですよね。
それに就職氷河期を体験した世代も40代にさしかかっているので、正社員でいられるだけ幸せだという世代も増えてくるでしょう。
となると、冷遇しても辞めにくいシニア層に対して、企業が賃金削減をするのは、ある意味賢い判断と言えるのかもしれませんね。
転職が当たり前になれば、冷遇されなくなる
個人的には、もっとシニア層の転職が当たり前になれば、こういう事態も防げるんじゃないかと思っています。
若い人が欲しいという企業のニーズは変わらなくても、シニア層がどんどん転職してしまうようになっては、企業も人手不足・競合へのノウハウ流出に悩まされることでしょう。
冷遇されなくなる訳ではないかもしれませんが、給料を下げられても黙っている今よりは、だいぶいい状況にはなると思っております。
シニア層の転職成功事例がもっと広まるなどして、シニア層の流動も盛んになって欲しいところですね。
シニア層になっても冷遇されないために
シニア層になっても冷遇されないよう、自分の実力をつけておくことだったり、転職しても雇ってもらいやすい能力を磨いておくことは、これからの時代大事になってきそうです。
ただ会社にいるだけでは、これからシニア層はどんどん冷遇されていく可能性が高いので、転職も視野に冷遇されないよう上手に立ち回りましょう。
近年はマネジメント層の採用にも注目が集まっているので、自分が冷遇されていると感じている方は、まず転職活動を始めてみるのもいいかと思います!